京姫酒造

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京の酒どころ伏見で醸す雅やかな味

京姫酒造のこだわり

水

京姫酒造のある京都「伏見」は、
江戸時代には「伏水(ふしみ)」と書かれていたほど古くから
豊富な地下水で恵まれていました。

日本名水百選の一つに選ばれている「御香水(岩井)」に始まり、白菊井、春日井、常磐井、
苔清水、竹中清水、田中清水と伏見・七ツ井と呼ばれる名水が豊富に湧き出ています。
また、伏見城を築いた豊臣秀吉は城内に「金名水」「銀名水」と言う井戸を掘り当て
千利休らと茶会を楽しんだとも言われております。

この桃山丘陵から豊富に湧き出る地下水脈に恵まれた伏見の水は、
清酒造りにとって大敵の鉄分が極めて少なく、
麹や酵母の働きを助けてくれるカリウムやカルシウムなどを適度に含んだ中硬水。
この水に助けられ、発酵もおだやかに進み、キメ細かく、まろやかな清酒となります。

技

昔は杜氏や蔵人も出稼ぎにきて頂いておりましたが
時代と共に成り手が少なくなりました。
現在は、社員杜氏のもと、社員全員で酒造りに励んでおります。
社員化する事により匠の技が途切れることなく受け継ぐ体制ができました。

培われてきた醸造技術を継承しながらも多様化するニーズに答えるべく、
品質第一主義に徹し満足頂ける商品作りを目指しています。

米

京姫の特定名称酒のほとんどは酒造好適米「山田錦」を使用して醸しております。
山田錦とは1936年に誕生し80年以上に渡り酒造りでは愛されている酒造好適米です。
その特長は粒の大きさ、心白の形状、程よい水分、脂肪やタンパク質の少なさと
さまざまな点で酒造用としての利点を持ち合わせています。

今でも全国新酒鑑評会で8割近い蔵元が使用するほど清酒にとって
欠かせない米となっています。これが山田錦が酒造好適米最高峰と言われる由縁です。

このお米の精米も扁平精米にこだわり、純米吟醸酒は精米60%、
大吟醸酒では50%以上まで磨くことでさらに雑味の無い日本酒が誕生致します。
山田錦の持つ風味と米味を大切にし醸し続けています。